マグネシウムのKM錆止めコーティング - ZE41A-T6 -
マグネシウムは、多様な金属の中でも最も高比強度(強度重量比)です。しかし、その実用性が大幅に制限されるほど、ひときわ錆の影響を受けやすく、標準のダウコーティング(Dow 1,7,9,17など)でもってしても、ASTM B117-95塩水噴霧試験において24時間に満たず錆が発生し始めます。InovatiがKMによりマグネシウムにアルミニウムをコーティングしたZE41A-T6は、その塩水噴霧試験において、工業規格のダウコーティングマグネシウムより8倍以上長い、192時間持ち堪えることができました。これは、KMアルミニウムコーティングのマグネシウムが、海洋用途あるいは、これまで錆が原因でマグネシウムを使えなかった箇所においての優れた選択肢となりうることを明示しています。KMテクノロジーの基本情報におきましては、テクノロジーの項をご覧下さい。
実験手順
防食性能テストは、KMコーティングを施したMg ZE41A-T6に対して行われました。まず、アルミニウムコーティングにダメージを与えるため、その試料のコーナーに鋭利なスクライバーで傷を付けました。Mg基材のコーティングを貫くにはこのスクライバーで十分でした。
鋳造マグネシウムZE41A-T6、PL-6x100x150(mm) を基材として用い、コーティングは極わずかな0.003"(75μ) 厚さとしました。図表でご覧いただけますように、まず基材中央部(白部分)を被覆し、端部のストライプ箇所(25mm幅)の裏、側面、角をハイクオリティ樹脂でパウダーコーティングしました。その後、中央部にCPアルミニウムAA1100コーティングを施しました。

マグネシウム上のアルミニウム付着部断面(90倍)
試験手順
塩水噴霧 (NSS) 試験は、試料を垂直から6度角度を付けて設置し、ASTM B117-95の規定に従って行われました。週末を除き、毎日試料の試験を行い、錆の浸食具合を写真に収めました。
結果
規格ダウタイプ(MIL-M-3171C)錆止め塗装における塩水噴霧試験は、大幅な劣化が24時間に満たず現れるという結果でした。対照的に、InovatiのKMアルミニウムコーティングは目立った錆発生まで192時間耐えることができました。しかも、その錆は極小局部であり、コーティングに付けられたスクライバー傷の箇所には観測されませんでした。